大変なことを抱えていると、「今がいい」なんて、なかなか、素直に思えませんよね。
つい、昔は良かったなんて思ってしまわないですか?
果たしてそうでしょうか?
私自身のことを振り返ってみても、「昔はひどかった!」こと、いっぱいあります。
この季節思い出すことですが。
大学受験の合格掲示板(私にとっては、不合格掲示板)、自分の受験番号がなく、目の前がまっくらで、やっとのこと、その場を後にしたこと。
就職した春に近親者をなくし、なかなか、その死を受け入れられなかったこと。
また、仕事で、明日に希望を持てずに、深夜、居酒屋のカウンターで、一人飲んでいたこと。
それらをなんとか、乗り越えて今に至っていること。ひとつひとつのそれらの「昔はひどかった!」が今の自分を形成していること。
そんなことを考えてみると、今って、結構、いい感じではないですか!
バラ色なんてほど遠いけれど、ひとつひとつの「昔はひどかった!」が、いぶし銀のような色彩を放っている。
ここに、自分至上最強の自分がいます。
昔はひどかった。それがあったから、今はいい。だから、未来はもっといいはず、そう、信じられるのでしょう。
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